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実は起きている [梅吉]




お昼寝中の梅吉さんです。





くにっと曲がった足とちらりと見せているおしっぽの先に目を奪われましたわw
あああ!触りたいっ。





でもぐっと我慢です!
ぷーすか聞こえていたのでよく寝てるんだなーと寝顔を見に回り込んだら・・・





目を開いてましたわwww





ソファの背もたれ越しに見えるあれはー!?





にょきっ!!O(≧∇≦)O

桜の通り抜けの後は藤田美術館へ。

藤田美術館は明治期の実業家であった藤田伝三郎と
その息子二人が収集した東洋古美術品を中心にした美術館です。
藤田伝三郎は建設、土木、鉱山、電鉄、電力開発、金融、紡績、新聞など
たくさんの事業を起こし今日でも残る多くの名門企業の前身を作った方。
来歴を見みると大阪の財界の基礎はこの方が作ったと言っても過言ではないほど。
氏が創始者である藤田組は現在のDOWAホールディングス株式会社。
ホテル事業を手掛ける藤田観光はこの関連企業ですよ。

2017年に改修が始まり今年の4月初めにようやくリニューアルオープン。
リニューアル前は春と秋のそれぞれ3ヶ月間の季節限定開館でしたが今後は通年開館となりました。
嬉しい限り!

美術館の外観はガラス張りの明るいエントランスと開放的な空間が印象的です。
入館して・・・しばし戸惑う。
「受付」「チッケット」などと書かれた一切の案内表示がありません。
トイレの案内すらないこだわりです。
えっと・・・どこでどうすれば良いのかしら???
が、スタッフの方がすぐに案内に来たので問題はありませんでした^^

まず展示室の入り口付近に並んで一旦待機です。
チケット売り場というものすら無いので回ってくるスタッフに入館料を支払います。
現金でも大丈夫ですがキャッシュレス決済にご協力くださいとの案内があるので
交通系ICカード、電子マネー等の準備をしていくことをお勧めしまーす。
これもこだわりですね!でもここまでするならオンラインでチケット購入の上
QRコード入場にして欲しいと思いましたよw





10人ぐらい並んだところで展示室入り口に進みます。
ここでスタッフの方から美術館についてのレクチャーがあります。
この説明を時間差にして中で混み合わないようにしているのかしらね。なかなか良いアイディア!
分厚い扉。
藤田家の蔵を展示室として改装・改修のたびに蔵の扉もそのつど再利用してきたんですって。
なのでここでは展示室のことを「蔵」と呼ぶそう。
これもこだわりですね^^

ちょっと見えづらいけど取手の上の方についているのは藤田家の家紋です。






展示室は蔵の中とのコンセプトなのですごく暗いです。
(足元が危険なほどではないです)
暗闇の中に程よい照明で浮かび上がる作品がとっても美しい!!
使われている展示ケースのガラスが照明の反射もほとんどなくてとても見易かったです。
これはガラスの質なのか?照明の加減なのか??

展示品は全て撮影OK。
そして「ぜひ会話しながら楽しんでください」とのことで蔵の中の会話もOK。
常駐している学芸員にもどんどん質問してください、とのことでした。

この「田村文琳茶入」はまあるくてころんとしたフォルムが気に入りました。
「文琳」ってりんごのことです^^





「御所丸黒刷毛茶碗 銘緋袴」
古田織部が御手本を作りこういう茶碗を作ってくださいと
朝鮮の金海窯に造らせたものを「御所丸茶碗」と呼ぶそう。
朝鮮との交易に使われた専用船が「御所丸船」と呼ばれていたので
茶碗もそう名付けられたそうです。
そういえば『へうげもの』に関連するような話があったなーと思い出しましたわwww
緋袴は白地にチラ見えする赤い色からつけられたんだそうですよ。





これは『玄奘三蔵絵』。
玄奘(三蔵法師)が夢の中で神々しい山に登っているところ。
この夢を見て「よし!インドに行こう!!」と決意するんですって。
鎌倉時代の作品ですが修復等は一度もされたことがないそうです。
それでもこの鮮やかさ!!ちなみに国宝に指定されています。

玄奘の表情のかわいらしさ(笑)と親しみやすさに思わずパチリw





玄奘が立っている山の周りは全て海で色々な空想上の生き物が描かれていました。
この雷神もその一つ。
雷のピカピカの表し方はこの頃から変わっていないのですね^m^ 





そして藤田美術館といえばやっぱり曜変天目。
さすがの特別扱いで一つの展示スペースを独占していました。
この写真で蔵の中の暗さがよく分かると思います。





一緒に入館した方々とタイミングをずらして回ったので
誰もいないスペースで曜変天目をじっくりとゆっくりと鑑賞できました。
やっぱり素晴らしいなぁ。
心残りは単眼鏡を持って行くのを忘れちゃったこと;;
でもこの先貸出等がなければいつでも見に行くことができるから良いの!!


美術館では作品横に解説があるのがお約束ですが・・・
藤田美術館ではそれも一切ありません。
入館時に専用サイトの案内がありスマホでその解説を見ながら鑑賞して下さいとの事。
でもねー、さすが蔵で分厚い壁のせいか電波状況が悪くて全然サイトにアクセスできないの(^▽^;)
美術館のWiFiもあるんだけど(スマホの表示に出てきた)パスワードが必要だし
それらの案内もなし。
この辺りは今後改善されることを望みますっ。

専用サイトは美術館のHPと全く同じ内容なので
行かれる方はHPで予習の上お出かけするのがおすすめかしら^^





大きなガラスと白い壁が印象的な外観はこんな感じです。
蔵の中の暗さと外観の開放的な明るさの対比もこだわりの一つと思われます。
至れり尽くせりの公立の美術館と違い少々戸惑いましたが
こだわりだらけの私設美術館も楽しかったです(≧∇≦)
展示の仕方にも所蔵品への誇りと愛を感じました^^

美術館の外観をおっとに撮影してもらっていたら偶然にも観光用の水陸両用車が来たー!
これもそのうち乗ってみたいです。

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zombiekong

梅吉さんのアンヨをコニョコニョしたいと思ったら起きてらっしゃいましたか。起きてるのに鼻息ぷーすかなのね。
藤田美術館の外観は私にはそれほどこだわってるようにはようには見えないです。曜変天目椀は見てみたいです〜。
by zombiekong (2022-04-21 01:46) 

ChatBleu

ちらっと見えるあんよとおしっぽに気を取られていたら、なんとそこにズームのサービスショット!ナイスです!先っちょがちょこっと曲がっているところが実に芸が細かい。
よく寝ていると思ったら目を開けていた‥‥いや、まだ起きているとは限らないですよね。目を開けて寝てるとか^^;
ソファーの向こうからあんよニョキ!最後までサービス満点ですね〜。
by ChatBleu (2022-04-21 06:04) 

marimo

この暗さと言い電波を遮る蔵の分厚い壁といい・・・
一見さんお断り的な敷居の高さを感じます。
事前に予習してこないと作品の貴重さを理解できないでしょ?
という強気な感じ(^▽^;)
ソファー越しのニョキっと伸びたお手手?あんよ?が萌え萌え~」♪
by marimo (2022-04-21 08:17) 

ma2ma2

梅吉さん寝ているようで寝てないのですね。
最近は美術館も撮影OKの所が増えましたね。
by ma2ma2 (2022-04-21 10:45) 

Boss365

こんにちは。
梅吉君、ブランケット掛けてのお昼寝姿、癒しあるチラ見せですね。
「でもぐっと我慢です!」のちぃさん(爆)偉いです!!
目を開けた梅吉君「うるさいなー」な雰囲気・お顔です。
ソファの背もたれから見える肉球(爆)これは、肉球潜望鏡?風ですね。
肉球で周辺環境を観察している可能性ありです。

藤田美術館、ニューアルオープンされたのですね。
サイン関連の案内表示ないのは、画期的です。
また、混み合わない定員制の展示室に入室は、有難いですね。
藤田家の家紋を確認しましたが「藤」なのかな?
「学芸員にもどんどん質問・・・」も良いですね。「御所丸茶碗」なる程です。
「玄奘三蔵絵」夢を現実化?正夢?行動力のある三蔵法師です。
曜変天目、これをメイン目的で観に来る方多いと思うので・・・
「じっくりとゆっくりと鑑賞」出来るのは、何よりです。
解説等、その場で見るのではなく「HPで予習」必要ですね。
ガラスに囲まれた藤田美術館の外観・・・
ベルリンの「新ナショナルギャラリー」のホワイト版風な印象です!?(=^・ェ・^=)

by Boss365 (2022-04-21 11:59) 

英ちゃん

誰かが傍に来ると気配を感じるのかもニャ?
そして手だけでアピール?( ̄▽ ̄;)
by 英ちゃん (2022-04-21 12:12) 

ゆきち

梅吉さんはほんとチラ見せがお得意!
猫変態の気持ちをよくわかっていらっしゃるわ~(#^^#)
ウチのは基本ブランケットが嫌いで潜り込まないので、こういう楽しみがないんですよね・・・。
眼を開いてぷーすか言ってる時は、寝ているのか起きてるのかどっちなんでしょう?!
肉球型の潜望鏡もかわいいっ♪ 下僕の動きをコレでしっかりチェックですね。
デザイン重視でサインは排除、以前にイベントでやったことありますが、クレーム殺到で早々に案内板を取り付けました^^;
キャプションもスマホのみ、となると高齢者対応が大変。
大量集客は想定していないのかな??藤田美術館、なかなかチャレンジングな試みだと思います!
水陸乗用車は11月下旬に乗ったら激寒でした(≧▽≦)
いい季節を選んでくださいね♪
by ゆきち (2022-04-21 12:52) 

リュカ

ぷーすか聞こえていても寝てないことあるよね!
あおもしょっちゅうだよww
どれどれ、めんこい寝顔でも見るかって覗き込むとガッツリ目があうものww
ああああ、藤田美術館。
いいなーいいなー。
そうか、「蔵」って呼ぶんだね。それも粋で藤田美術館らしくていいなあ。
撮影OKだなんて太っ腹!
へうげもの読んでると、妙に親近感の湧く作品に出会うことがあるよね^^
以前サントリー美術館で曜変天目の展覧会をしてくれたときに「玄奘三蔵絵」も来てたの。すごい綺麗で色も鮮やかで惹かれたんだよね〜。
また観たいなあ^^
そしてなんと言っても曜変天目!!
次回は単眼鏡持っていかないとだね^^

なるほど、スマホで解説を見る形式なのね。
それならWiFi環境もっと整えて、その案内も分かりやすいようにしてもらわないとだね^^

by リュカ (2022-04-21 13:10) 

よーちゃん

美術館のやり方も色々変わってきてるんですね~。
スマホ推奨してるのに、電波状況が悪いって皮肉な話・・・(^▽^;)
でもこんな風に撮影OKなのはうれしいかも。
美術館用の展示ケース、某K社でも作ってますが、
ガラスの透過度はもちろん、温度、湿度の管理とか、照明の色温度とか、
色々言いだしたらきりがないぐらいめんどくさい商品。
1台ウン百万とかのもざらにあったりします。
by よーちゃん (2022-04-21 14:23) 

sana

熟睡しているとしか見えない丸まりぐあいのお姿、端っこに見えるあんよとしっぽの先に目が釘付け!
うふ、すかさずアップですね。
回って見るとお目目が開いてる? 実は起きてるもあるあるだけど、近づいたから気づいた…のもあり得る?
背もたれ越しのにょきっとあんよもナイスです^^
藤田美術館、知りませんでした~展示内容いいですね。しかも撮らせてくれるとは。
スマホのみってのは結構若い人が企画してるのね。スマホじゃないも~ん、すぐ行く可能性なんかないけどさっ^^;
陶芸をやっていたうちの父親なら行きたかったかも。こういうのに憧れて、何度も作ろうとしていたから、たぶん、この展示物のこと知っていたでしょう。ひょっとしたら昔見ていたかな^^
by sana (2022-04-21 15:42) 

Take-Zee

こんにちは!
梅吉さん、ちゃんと薄目をあけてますよ~
by Take-Zee (2022-04-21 15:45) 

angie17

なんともお洒落な美術館ですね~。
作品の説明文がないのも、お洒落感MAXですが、
スマホが繋がらなくて残念でしたね・・。

by angie17 (2022-04-21 17:30) 

kou

修学旅行で目を開けて熟睡している同級生を思い出しました。
梅吉さんの背もたれ越しのニョキッはそそられますね~
あ~触りたい!
by kou (2022-04-21 17:32) 

きぃ

ちょこっと見切れる肉球!
これはたまりません!
どうやって寝ているのか?
前に回ってみたいです(#^.^#)
by きぃ (2022-04-21 20:03) 

ごま大福@まろ

私も触りたいー
by ごま大福@まろ (2022-04-21 20:29) 

yes_hama

梅吉さんを覆うブランケットの掛かり具合がいい感じ♪
足とおしっぽを触りたくなる気持ち、よく分かります。でもしっかりチェックが入っていたのですね。^^;
美術館の館内、暗いですがいい雰囲気ですね。落ち着きます。写真OKでも、暗いので撮影が難しそうですね。
おお、この茶碗、曜変天目茶碗ですよね。こちらのブログで覚えました!美しいですね!!
by yes_hama (2022-04-21 21:39) 

kontenten

藤田観光と申せば・・・椿山荘ですね(^_-)
山県有朋さんから藤田家が譲り受けたみたいですね(-_-)
昔、テレビCMで椿山荘のCMをしていましたが『藤田観光』ってありました(^^)
まさか、ここで結婚式を挙げる・・・とは・・・(°0°)
 撮影OK!で会話OK!・・・新しいタイプの美術館ですね(^o^)
新しいと申せば、段々色々紙媒体が無くなってきましたね。
ただ、デジタルへの移行が中々難しいみたいですよね(T-T)
新しい試みが巧くいけば佳いと・・・個人的には思います(^^)
 さて、梅吉さん・・・もしかして、寝てるフリですね(-_-)
気持ち良いソファーなので、そのまま放って欲しいのかも(=^..^=)ミャー
触りたい気持ちはわかりますが・・・暫し放って置きましょう(^_-)
にょきっ!!・・・梅吉さん・・・何を云いたかったのか気になります(^^)
by kontenten (2022-04-21 21:48) 

藤並 香衣

おおぉ~、梅吉君のピンクの肉球がたまりません~
お許しが出るなら触りたい!
寝ていると見せかけてちゃんと目を開いてるとは隙がない
藤田美術館、リニューアルされていたのですね
曜変天目は奈良に出張展示があった時に一度みましたが
本当に美しくてすごいと思いました
これからは見に行きやすくなるんですね
by 藤並 香衣 (2022-04-21 23:50) 

yamatonosuke

猫なのに狸寝入り(≧◇≦)
それとも触られるのを察知して起きたのでしょうか?
とりあえず画面をナデナデしておきました(笑)
もちろんソファー越しの肉球もタッチです(^^♪
藤田観光といえば三条通りに閉店したホテルのイメージですが、
美術館もされているとは知りませんでした。
全て撮影OKというのも度量が大きいですね。
曜変天目、思わず調べてしまいましたがお茶碗だったのか!
これで奈良漬の乗ったお茶漬けを食べたいです(笑)
by yamatonosuke (2022-04-22 01:31) 

kuwachan

梅吉さん、寝てるようで寝ていないところは
ちぃさんにしてやったりと思っていたりして^^
ソファーからニョキっとでたおみ足が可愛らしい。サービスですか!(笑)
リニューアルされた藤田美術館、行ってみたいです。
新しい展示方法にドギマギしてしまいそうですが(笑)
全て撮影オッケーは嬉しいですね。
by kuwachan (2022-04-22 06:49) 

Inatimy

とってもいい色のブランケット。 梅吉さんによく似合いますね^^。
寝姿がとてもあどけなくって可愛い♪ これは触らないように我慢するのは難しい・・・。
ニョキッと伸びてきた足も、肉球がコチラに見えるようにしてあるのは梅吉さんのサービスかな。
美術館、海の波々したところ、いい感じ。雷神さんが溺れてるように見えました・・・。
最近は何でもスマホですね。使い慣れてないから不安だ^^;。
by Inatimy (2022-04-22 18:16) 

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